過払い金返還請求とは、過去に利息制限法の上限金利を超えて、
消費者金融等の債権者へ支払った利息を取り戻す手続です。
借金をした本人が直接、消費者金融等の債権者から取り戻すことは難しいようですが、債務整理の専門家である弁護士に債務整理を依頼すれば、スムーズに過払い金返還請求が可能です。
過払い金は、利息制限法を超えた高金利が設定されていた時代に、消費者金融やクレジットカード会社のキャッシング等を利用していると発生する可能性があります。
さらに、高金利が設定されていた消費者金融やクレジットカード会社との取引期間が長ければ長いほど、払い過ぎた利息が積み上がり、大きな金額を取り戻せる場合があります。
最高裁昭和43年判決によって過払金の返還請求が可能になり、現在では、消費者金融等も過払い金の存在と過払い金返還について争うことは少なくなっているようです。それでも、特に10年、20年といった長期間の取引がある場合は、過払い金額も相当高額になるため、「高金利が付されていた」証拠があれば、過払い金返還が有利に進むことは間違いありません。
過払い金返還請求を、債務整理の専門家である弁護士に依頼・借金相談をするなら、事前にできるだけ、消費者金融から借金をした時の申込書や利息が明記された、ATMの返済明細書等の証拠を持って、借金相談に行きましょう。
借入時期(初回) | 借入先 | 債務残高 | 過払い金 |
---|---|---|---|
平成元年 | 消費者金融A社 | 37万円 | 83万円 |
平成3年 | 消費者金融L社 | 28万円 | 42万円 |
昭和62年 | 消費者金融S社 | 46万円 | 96万円 |
平成4年 | カード会社(キャッシング) | 63万円 | 27万円 |
合計 | 174万円 | 248万円 |
過払い金で、借金をすべて返済することができた!
消費者金融は、長期間、利息制限法と出資法の狭間である「グレーゾーン金利」と言われる高金利を設定して、大きな利益を上げてきました。
しかし、最高裁昭和43年判決によって、「元本完済後に超過利息の支払が続けられた場合、過払いになった金銭を不当利得(民法703条)として返還請求できる」との判断が示されたため、消費者金融側が「もらい過ぎていた利息」の返還に応じるようになりました。
現在では、過払い金の存在をめぐって消費者金融側が争うことは少なく、債務整理の専門家である弁護士が間に入ると、裁判を起こさなくても消費者金融と弁護士との話し合いで過払い金を返還する消費者金融が多くなっているようです。
過払い金返還請求をするメリットは、「お金を取り戻せること」。
過払い金によって、他の借金を全部返済できた…ということもあるくらいです。
過払い金で借金整理ができ、過払い金が今後の生活資金にもなるかもしれません。
しかも、過払い金返還請求は、債務整理の専門家である弁護士が間に入れば、裁判を起こさなくても過払い金を返してもらえる場合がほとんどです。(一部、過払い金に利息をつける等の請求をする場合は、不当利得返還請求の訴訟が必要な場合もあるようです)
過払い金返還請求は、債務整理の専門家である弁護士に借金相談・過払い金返還請求を依頼すれば、自分ではほぼ、何もしなくても大きなお金を取り戻すことができるのです。
昨今、消費者金融各社は苦しい経営状態が続いています。消費者金融が倒産・破たんしてしまえば、取り戻せるはずの過払い金も取り戻せなくなってしまいます。
過払い金返還請求は大きなメリットがあります。
1日も早く、債務整理の専門家である弁護士へ借金相談と過払い金返還請求を相談しましょう。